驚くほど個性的な第2弾!エメリャニチェフ&イル・ポモ・ドーロ、モーツァルト第40番!エメリャニチェフと手兵イル・ポモ・ドーロによるモーツァルト交響曲全集、待望の第2弾が登場、人気の高い40番ト短調がメインなのにも注目です。 エメリャニチェフはクルレンツィス指揮ムジカエテルナの「ダ・ポンテ三部作」録音の才気煥発な通奏低音で注目されましたが、現在ではイル・ポモ・ドーロを指揮してバロック・オペラのアルバムをリリースして高い評価を得ています。もともとモスクワ音楽院でロジェストヴェンスキーの厳しい訓練を受けたサラブレッドなうえ、音の指向性や奏者の数による変化なども綿密に計算するなど考えに考え抜いた録音となっています。 今回は第29番と第40番のカップリング。驚かされるのは第40番第1楽章のテンポの類のない速さ。しかし丁寧な演奏のため、少しも乱暴な感じはしません。むしろモーツァルトの気性の激しさ、ハイな状態にふさわしいとさえ思えてくる説得力で、議論を巻き起こしそうな解釈と申せましょう。 今回のフィルアップはオーボエ協奏曲。イワン・ポディヨーモフは1986年ロシア出身、モーリス・ブルグ門下でバンベルク交響楽団やマーラー室内管弦楽団を経て、2016年以来ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務めている俊才。バロック・オーボエのひなびた響きに魅了されます。(輸入元情報)【収録情報】モーツァルト:1. 交響曲第29番イ長調 K.2012. オーボエ協奏曲ハ長調 K.3143. 交響曲第40番ト短調 K.550 イル・ポモ・ドーロ イワン・ポディヨーモフ(オーボエ:2) マキシム・エメリャニチェフ(指揮) 録音時期:2023年2月9-11日 録音場所:パドヴァ、サラ・デッラ・カリタ 録音方式:ステレオ(24bit/96kHzデジタル/セッション) 収録時間:80分 ディジパック仕様Powered by HMV