コルシ:バス・カンタータ集ジュゼッペ・コルシは、チェラーニとも呼ばれ、17世紀後半に活躍したローマ派の最も重要な作曲家のひとりでした。ローマでジャコモ・カリッシミに師事した後、多くの教会で楽長として活動していますが、正統信仰に反する教えを持つ(異端審問)という疑いをかけられ投獄されるなど、苦難の多い音楽家でもありました。イタリアの重要な教会で活躍したため、ミサ曲、モテット、オラトリオなど、主に聖歌隊のための作品が知られています。 この録音では、主にギリシャ神話を題材にしたバス独奏と通奏低音のための世俗カンタータを収録しています。カンタータ『シチリアの岩場から』は大胆な不協和音を駆使し、鮮明でリアルな音像を描き出した名作品です。演奏は、美しい歌声を聴かせる、今最も注目される若手バリトンのひとり、マウロ・ボルジョーニ。古楽のスペシャリストとして多くのアーティストの競演があります。(輸入元情報)【収録情報】ジュゼッペ・コルシ[1631-1691]:● シチリアの岩場から(エンケラドス) TriCo58● Cruda legge del mio fato TriCo57● 教えてくれますか? TriCo63a● 見捨てられ、孤独(イル・ネローネ) TriCo49ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ[1632-1692]:● ヴァイオリンのためのさまざまなソナタによるパルティータ第1組曲● ヴァイオリンのためのさまざまなソナタによるパルティータ第2組曲ジャコモ・アントニオ・ペルティ[1661-1756]:● Pompe voi che ascondete マウロ・ボルジョーニ(バリトン) ローマバロッカ・アンサンブル ロレンツォ・トッツィ(チェンバロ、指揮) 録音時期:2022年3月 録音場所:ローマ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV