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マーラー:『大地の歌』ジュリーニ&ベルリン・フィル、ファスベンダー、アライサ1984年2月に実施されたドイツグラモフォンのセッション録音の直前におこなわれたコンサートのライヴ録音。ホールもソリストもオーケストラも同じなので、セッション録音とどういった違いがあるか注目されるところです。【演奏時間】コンサート日程は2月14日と15日、セッション録音日程は2月15日から17日と、ほぼ同じ時期、同じホールにも関わらず、演奏時間がけっこう違っており、特に第2楽章と第4楽章、第6楽章の女声楽章での差が顕著となっているのがポイント(なお、トラック値には楽曲と余白が含まれるので、多くの場合、実測値よりも長めになっています)。 08:28+08:53+03:25+07:06+04:35+28:50=61:17(ライヴ/トラック値) 08:31+09:43+03:17+07:33+04:16+30:21=63:41(セッション/実測値) セッション録音と同じ時期、同じホールのライヴ録音でも、特に冬場などは客席の吸音要素が強まることもあってか、残響の減少の影響により、多くの録音で実演の方が速めのテンポになっていますが、今回は、より抒情的な女声楽章で差が顕著ということなので、そうした物理的な違いだけが要因の差ということでもないようなのが興味深いところです。【大地の歌】壮大壮麗な『千人の交響曲』を完成させたマーラーが次に向かったのは、前作とはまったく異なる「異国趣味」の世界でした。 きっかけは友人から贈られた一冊の詩集『中国の笛』。これはハンス・ベートゲが、ハンス・ハイルマンによるドイツ語訳『中国叙情詩集』から選んだ詩を編みなおしたドイツ語詩集で、そのハイルマンの『中国叙情詩集』そのものも、フランス語や英語に訳された漢詩が元ネタになっているものもあるという具合でした。 さらに、ベートゲはそれらの漢詩の一部の「情景」を「人間」に置き換えるなどヨーロッパ的なわかりやすいドラマ性を持ち込んだりし、さらにマーラーはそういった複数の詩をつないでしまったり、最後には自分のテキストを追加したりした結果、元来の包括的な陰陽二元論的世界は、西欧的でシンプルな二元論の世界へと読み替えられ、原詩の世界とは遠くかけ離れてしまった面もあるようです。 もっとも、当時の欧州で流行をみせていたシノワズリーやジャポニズムといったオリエンタリズムそのものが、概して対象とした文化の表層のみを模倣し、それをヨーロッパ的な嗜好で換骨奪胎したうえで受容し、楽しんでいたものであったことを考えれば、『大地の歌』に取り込まれた「中国の詩」「中国風な詩」「中国風な旋律やリズム」といった諸要素も、様々な「引用」をおこなってきたマーラーにとっては、作品創造のいちプロセスに過ぎなかったのかもしれません。 しかし、実際のところ、この作品から感じられる東洋・西洋ないまぜになった独特の雰囲気、日常性の中に穏やかな達観が織り込まれたテキストの魅力にはやはり抗いがたいものがあり、マーラーとしてもその魅力をなんとか自身の音楽に盛り込みたかったのではないでしょうか。 ともかく、この歌曲とも交響曲ともつかないマーラーの『大地の歌』が書かれたとき、まだマーラーは40代であり、メトロポリタン・オペラにも招かれ、翌年にはニューヨーク・フィルの指揮者になることも決まっており、新天地への期待に胸がふくらんでいる時期でもあったのです。(HMV)【収録情報】・マーラー:『大地の歌』 ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ) フランシスコ・アライサ(テノール) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) 録音時期:1984年2月 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(ライヴ)Powered by HMV
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