名盤復活! 室内楽版『大地の歌』!オクサリスの名盤、室内楽版『大地の歌』がレーベルを移行して再発売! 未体験の方は是非お試しください。 この室内楽版は冒頭のスコア21ページ分を1920年にシェーンベルクが手がけたものの未完に終わっていた草稿を、ライナー・リーンが加筆し1983年に完成したもの。オリジナルが独唱2名と3管(ホルン4管)編成に加え、多彩な打楽器を伴った大編成なのに比べるとぎりぎりまできりつめた編成。演奏自体はごくごくオーソドックスなので、この編曲版から浮かび上がるマーラーの秘密を探求するにはちょうど良いといえるでしょう。 もちろん巨大編成のみが可能にする管弦楽の咆哮や浩々とした宇宙的広がりをここに求めることはできません。しかし「線」が一層明瞭になったことで明らかになったのは、マーラーがどれほど大きな編成であっても小編成室内楽に匹敵する緊密で凝縮された密度の音楽を書けた天才であったという事実です。『告別』での弦のたゆたいなどは時にオリジナル合奏より孟浩然や銭起の詩に肉薄しているように思わせる瞬間が確かに感じ取れます。(Photo: Oxalys)(輸入元情報)【収録情報】● マーラー:大地の歌(シェーンベルク/リーン編曲室内楽版) マルグリート・ライセン(メゾ・ソプラノ) アンドレ・ポスト(テノール) オクサリス 録音時期:2005年8月 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV