濃厚なスペイン色漂うピアノ三重奏曲の数々を名アンサンブル、エルミタージュ・トリオが奏でる2011年に結成されたエルミタージュ・トリオ。2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝のセルゲイ・アントノフをはじめ、ロシア系の3名による超高性能ピアノ三重奏団。前作はラフマニノフの難曲トリオに挑戦しましたが、今作はスペインもの。 ベルリン・フィルのコンサートマスターも務めたエンリケ・フェルナンデス・アルボス[1863-1939]のスペイン情緒たっぷりのピアノ三重奏曲。アルボスは、アルベニスのピアノ曲集『イベリア』を管弦楽に編曲、後に同曲を編曲しようとしたラヴェルはアルボスが先に編曲していたので断念し、その代わり作曲したのが『ボレロ』であったという逸話でも知られています。そしてスペイン国民楽派を代表する作曲家のひとりホアキン・トゥリーナ[1882-1949]のピアノ三重奏曲第2番。幼くして亡くなったトゥリーナの娘への思いが秘められています。そしてカタルーニャ地方出身の往年のチェロ奏者、ガスパール・カサド[1897-1966]による情熱的なピアノ三重奏曲も収録。そして友人のヴァイオリン奏者に捧げたマリアーノ・ペレジョ[1886-1960]の作品など、濃厚なスペイン色漂う楽曲を収録しています。(輸入元情報)【収録情報】● アルボス:3つのスペイン舞曲 Op.1(ボレロ/ハバネラ/セギディージャ・ヒターナ)● トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第2番ロ短調 Op.76● カサド:ピアノ三重奏曲ハ長調● ペレジョ:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための3つの印象 エルミタージュ・トリオ ミーシャ・カイリン(ヴァイオリン) セルゲイ・アントノフ(チェロ) イリヤ・カザンツェフ(ピアノ) 録音時期:2023年4月11-14日 録音場所:カリフォルニア、スカイウォーカー・サウンド 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV