ナッシュ・アンサンブル新録音。フェルディナント・リースの室内楽作品集1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルのひとつとして注目を集めてきました。「Hyperion」を中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。 本作では、ベートーヴェンの弟子、同僚、友人として知られてきたフェルディナント・リースの様々な編成の室内楽曲を取り上げました。生涯に渡って数多く書かれたリースの室内楽作品の中から、ピアノ三重奏曲(第4番)、ピアノと弦楽五重奏による大六重奏曲(第2楽章では『夏の名残のばら』で知られるアイルランドの旋律が使われています)、チェロとピアノのための『序奏とロシア舞曲』、そして当時流行していたピアノとハープのデュオ(もしくは2台ピアノ)にクラリネット、バスーン、ホルン、ダブルベース(もしくはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)が伴奏するという珍しい編成の『六重奏曲』を収録。作曲家としての評価は未だ途上にありながらも、非常に魅力的な音楽を遺してきたリースの遺産を知る絶好の機会となるでしょう。 今回も、ステファニー・ゴンリー、ジョナサン・ストーン、ローレンス・パワー、エイドリアン・ブレンデル、グレアム・ミッチェル、サイモン・クロフォード=フィリップス、リチャード・ワトキンスなど、一流のソリストとしても活躍する名手たちが一堂に会し、その妙技を存分に発揮しています。(輸入元情報)【収録情報】リース:1. 大六重奏曲ハ長調 Op.1002. 序奏とロシア舞曲 Op.113-13. ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.1434. 六重奏曲ト短調 Op.142 ナッシュ・アンサンブル サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ:1,3) ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン:1,3) ジョナサン・ストーン(ヴァイオリン:1) ローレンス・パワー(ヴィオラ:1) エイドリアン・ブレンデル(チェロ:1-3) グレアム・ミッチェル(ダブルベース:1,4) ベンジャミン・フリース(ピアノ:2,4) ヒュー・ウェブ(ハープ:4) リチャード・ホスフォード(クラリネット:4) ウルスラ・ルヴォー(ファゴット:4) リチャード・ワトキンス(ホルン:4) 録音時期:2021年5月10-12日 録音場所:ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV