チェンバロで弾いたバッハ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ＆パルティータをチェンバロで演奏する試みはこれまでにもいくつかの曲でおこなわれてきましたが、全曲録音はこれが最初と思われます。　編曲・演奏に携わったのはオーストラリアの女流チェンバロ奏者、ウィンサム・エヴァンス。古楽器アンサンブルでも活躍するエヴァンスは、オーストラリアでもっとも忙しいチェンバロ奏者として知られているほか、チェンバロのほかにおよそ25種類の弦楽器や管楽器・打楽器・鍵盤楽器を演奏することができるというマルチ・プレイヤーとしても有名です。　そうしたユニークな資質を活かしたここでの編曲は、チェンバロ的な演奏効果を上げるため、さまざまに手が加えられ、原曲とは大きく趣の異なる華麗な音楽に仕上がっているのが特徴。まるでバッハの新発見のチェンバロ曲を聴くような新鮮さを感じさせる面白いヴァージョンの登場です。バッハ／エヴァンス編：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲CD1・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006・ソナタ第2番イ短調 BWV1003・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004CD2・ソナタ第1番ト短調 BWV1001・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002・ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005　ウィンサム・エヴァンス（チェンバロ）　　録音：2006年（デジタル）Disc11 : J.S.Bach: Partita 3, BWV 1006: Preludio 3'32" 2 : Loure 5'22" 3 : Gavotte en Rondeau 3'01" 4 : Menuet I 1'53" 5 : Menuet II 1'53" 6 : Bourée 1'59" 7 : Gigue 2'05" 8 : Sonata 2 BWV 1003: Grave 5'04" 9 : Fuga 6'44" 10 : Andante 4'26" 11 : Allegro 5'41" 12 : Partita 2 BWV 1004: Allemanda 5'43" 13 : Corrente 3'08" 14 : Sarabande 5'22" 15 : Giga 4'24" 16 : Cicaccona 11'54" Disc21 : Sonata 1 BWV 1001: Adagio 4'31" 2 : Fuga. Allegro 5'00" 3 : Siciliana 2'56" 4 : Presto 4'30" 5 : Partita 1 BWV 1002: Allemanda 5'54" 6 : Double 3'35" 7 : Corrente 4'38" 8 : Double. Presto 3'51" 9 : Sarabande 4'36" 10 : Double 4'26" 11 : Tempo di Borea 3'43" 12 : Double 3'44" 13 : Sonata 3 BWV 1005: Adagio 4'13" 14 : Fuga 7'43" 15 : Largo 3'45" 16 : Allegro assai 6'11" Powered by HMV