ナチズムの犠牲となった、メンデルソンの室内楽作品集!グラジナ・バツェヴィチ[1909-1969]の弦楽四重奏曲全集で英グラモフォン賞を受賞したシレジアン四重奏団、待望の最新作ではナチズムの犠牲となったポーランドの作曲家ヨアヒム・メンデルソンの室内楽作品に、バツェヴィチの原稿から復元した2つの弦楽四重奏曲をカップリング。 メンデルソンはワルシャワとベルリンで音楽を学んだ後、1929年にパリに移住し、ポーランドの若い作曲家の作品の研究、出版、宣伝を促進するために設立されたポーランド若手音楽家協会(Association des Jeunes Musiciens Polonais)に加入しました。バツェヴィチも同協会とパデレフスキの支援を受け、パリでナディア・ブーランジェに師事しています。両作曲家はワルシャワに戻ってからも音楽活動を続けますが、メンデルソンはゲットーに収監され1943年にゲシュタポの手により殺害、記録も焼失したため、フランスで出版されたわずか数曲の作品しか残っていません。バツェヴィチの2作品も目録に記載のない珍しいもので、ワルシャワの国立図書館に保存されていた原稿を元にロイヤル弦楽四重奏団が作成した楽譜が用いられています。(輸入元情報)【収録情報】メンデルソン:1. 弦楽四重奏曲第1番2. オーボエ五重奏曲バツェヴィチ:3. 弦楽四重奏曲(1929-30)4. 四重奏曲(c.1965) シレジアン四重奏団 カロリナ・スタルマホフスカ(オーボエ:2) ピオトル・サワイチク(ピアノ:2) 録音時期:2009年、2015年、2022年 録音場所:ポーランド、カトヴィツェ、カロル・シマノフスキ音楽院コンサートホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV