存命当時の流行とは違う道を歩んだため、作品よりも「ブリテンの師」という一面がクローズアップされがちなフランク・ブリッジ(1879-1941)。オーストラリアの俊英アンサンブルによる弦楽四重奏をベースとした室内楽作品集が、「ブリテンの師」というイメージからブリッジを脱却させます。 エレガントな初期の『牧歌』、野心的なピアノ五重奏曲、晩年の急進的な弦楽四重奏曲第4番など、フランス音楽からの影響も感じさせる3作品は歴史に埋もれた20世紀イギリスの作曲家ブリッジの大切な記録です。 当代随一の知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンとゴールドナー弦楽四重奏団のコンビは、ブロッホ(CDA67638)に続いて2度目。ブリッジの世界を濃厚に描いています。(東京エムプラス)【収録情報】ブリッジ:・ピアノ五重奏曲H.49a・3つの牧歌H.67・弦楽四重奏曲第4番H.188 ピアーズ・レーン(ピアノ) ゴールドナー弦楽四重奏団 録音:2008年7月(セッション) Potton Hall, Dunwich, Suffolk, United Kingdom Produced by Jeremy Hayes Engineered by Ben ConnellanDisc11 : Bridge: Piano Quintet, H49a: 1: Adagio – Allegro moderato [11'59] 2 : 2: Adagio ma non troppo [9'57] 3 : 3: Allegro energico [6'17] 4 : Three Idylls, H67: 1: Adagio molto espressivo [7'07] 5 : 2: Allegretto poco lento [2'42] 6 : 3: Allegro con moto [3'40] 7 : String Quartet No 4, H188: 1: Allegro energico [11'29] 8 : 2: Quasi minuetto [4'27] 9 : 3: Adagio ma non troppo – Allegro con brio [7'01] Powered by HMV