若き弦楽四重奏団の驚くべき深みレオンコロ・カルテット、デビューCD2019年設立のレオンコロ四重奏団のデビューCDの登場。世界のコンクールで優勝を重ね、その名を確かなものにしている彼らの充実ぶりが遺憾なく発揮された演奏です。ラヴェルもシューマンも、設立以来折に触れ演奏している作品で、細かなパッセージや休符にまでも熱い息吹が感じられ、それでいて非常に繊細なタッチは、若きカルテットの驚くべき実力の証。他の追随を許さない彼らの境地があますところなく収められた、優秀録音です。 レオンコロ四重奏団は、2019年に設立されたベルリンを拠点とする弦楽四重奏団。レオンコロとはエスペラント語でライオンハートを意味します。「かの児童作家、アストリッド・リンドグレンに『はるかな国の兄弟(英語タイトル、ブラザース・ライオンハート)』という2人の兄弟を描いた作品がある。物語が織りなす死という抗いがたい現実と、癒しと慰めに対する心からのあこがれ、という2つのテーマは、演奏者にとって身近なものだ。作曲家たちは深い悲嘆に暮れるときにも弦楽四重奏曲を含む楽曲をしたためることに慰めを見出してきたからである。」(アーティストHPより) 第1ヴァイオリンのヨナタンとチェロのルカスのシュヴァルツ兄弟、そして第2ヴァイオリンのアメリー・ヴァルナーとヴィオラの近衞麻由というメンバー。2019年にイタリアのヴィルトゥオーゾ&ベルカント国際室内楽コンクールで優勝。2022年4月ウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクール優勝および12ある特別賞のうち9つを受賞。そして5月にもボルドー国際弦楽四重奏コンクールで優勝しています。(輸入元情報)【収録情報】● ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調● シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41 レオンコロ四重奏団 ヨナタン・昌貴・シュヴァルツ(第1ヴァイオリン) アメリー・コジマ・ヴァルナー(第2ヴァイオリン) 近衞麻由(ヴィオラ) ルカス・実(ミノル)・シュヴァルツ(チェロ) 録音時期:2022年12月14-17日 録音場所:テルデックス・スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV