さすがダウスゴー、濁りなし、充実の響きによるシューマンの交響曲SACDハイブリッド盤。ダウスゴーとスウェーデン室内管による超新鮮なシューマンの交響曲シリーズの完成です。シューマンの原作に忠実ながら、オケを小さく刈り込むことで「灰色のオーケストレーション」を見事に払拭、新しい彼の交響曲像を創りあげています。交響曲第4番は原典版が既出(BISSA 1519)ですが、今回は現行(改訂)版。『ライン』ともども充実度満点と申せましょう。(キングインターナショナル)このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声、SACDのマルチチャンネル音声という3つの音声が収録されています。 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。シューマン:・交響曲第3番変ホ長調 Op.97『ライン』・交響曲第4番ニ短調 Op.120(改訂版)・『マンフレッド』序曲 Op.115・序曲『ヘルマンとドロテア』 Op.136 スウェーデン室内管弦楽団 トーマス・ダウスゴー(指揮) 録音:2006,2007年(デジタル) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDDisc11 : レヒ゛ューに記載Powered by HMV