BISレーベルより大型新人デビューカール・ニールセン国際コンクールの覇者、ユーハン・ダーレネがチャイコフスキーとバーバーのヴァイオリン協奏曲を録音!SACDハイブリッド盤。スウェーデンのBISレーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏はこれまでエフゲニー・スドビン、アレクサンドル・カントロフなど数多くの若き才能を見出してきました。今回はバール氏大推薦のヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネが堂々のデビュー録音をリリースいたします! バール氏はダーレネが9歳の時からその才能に注目していたという逸材です。 ユーハン・ダーレネは、2000年スウェーデンのノールショピングに生まれました。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロの交響楽団と共演しました。王立ストックホルム音楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスタークラスに参加しています。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちの共演でリサイタルに出演。2018年には「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、レイフ・オヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わりました。 デンマークのオーゼンセで行われたカール・ニールセン国際コンクール、2019年ヴァイオリン部門で第1位。2020年/2021年のシーズン、スウェーデン放送交響楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めることが決まっています。彼の弾くヴァイオリンは、1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウス。オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された楽器です。 ダーレネのBISレーベルへの初めての録音に選んだ作品はチャイコフスキーとバーバーのヴァイオリン協奏曲です! サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲は、母校、カーティス音楽学校の理事だったサミュエル・フェルスの委嘱で作曲された作品です。1939年の夏、ジャン・カルロ・メノッティと一緒に旅したスイスで「アレグロ」と「アンダンテ」の2つの楽章を作曲。帰国後、初演者として予定されていたブリセッリから「ヴィルトゥオーゾ性に欠ける」という不満が寄せられたため、「無窮動のプレスト(Presto in moto peerpetuo)」の第3楽章を追加しました。ハーバート・ボーメルとフリッツ・ライナー指揮カーティス音楽学校のオーケストラが私的初演した後、アルバート・スポールディングがユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の共演で初演。バーバーの音楽を代表する作品のひとつとされています。ダーレネは抜群のテクニックと10代とは思えないほどの堂々たる演奏を披露しております。 ユーハン・ダーレネが、2018年/2019年シーズン「アーティスト・イン・レジデンス」として共演したノールショピング交響楽団は、1912年に設立され、ヘルベルト・ブロムシュテット、オッコ・カム、広上淳一、オーレ・クリスチャン・ルード、リュー・チャーたちが首席指揮者を務め、スウェーデンを代表するオーケストラのひとつと呼ばれるようになりました。『《ハウス・オブ・カード》交響曲』などの多くのアルバムをBISレーベルに録音しています。 指揮者のダニエル・ブレンドゥルフ[1981-]は、ストックホルム県ハーニンゲ生まれ。トゥールレイフ・テデーンとハインリヒ・シフにチェロを学び、2005年、ヨルマ・パヌラの勧めで指揮を始めました。マルメ交響楽団とスウェーデン放送交響楽団を指揮したブリッタ・ビューストレムの作品集『見えざる都市』が代表的アルバムです。現在、ダーラナ・シンフォニエッタの首席指揮者を務めています。スウェーデンの音楽家たちが共感を寄せるバーバーの音楽。木々の紅葉が青空に映えるアメリカ東海岸の抒情とも異なる、みずみずしい若葉のような抒情が薫ります。(写真c Nikolaj Lund Photography)(輸入元情報)【収録情報】● チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35 (1878)● バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14 (1939) ユーハン・ダーレネ(ヴァイオリン) ノールショピング交響楽団 ダニエル・ブレンドゥルフ(指揮) 録音時期:2019年1月 録音場所:スウェーデン、ノールショピング、ルイ・ド・イェール・コンサートホール 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) 制作・録音:イェンス・ブラウン SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND【パッケージ:BIS ecopak】BISレーベルPowered by HMV