圧倒的な音楽性。タメスティ、ベルリン古楽アカデミーとの共演によるテレマン!無伴奏作品も収録。気品に満ちた緩徐楽章2021年度レコード・アカデミー賞(音楽之友社)大賞銅賞受賞アーティスト、アントワン・タメスティ。ヴィオラや弦楽器といった楽器というフレームにはもはやおさまらない、超越的な音楽で空間を満たす稀代の名手。そんなタメスティがテレマンを録音しました。協奏曲はベルリン古楽アカデミーとの共演で、つい最近もブランデンブルク協奏曲で圧倒的な名演を放った顔合わせ。テレマンはヴィオラを主役にした作品を書いた先駆者ともいえる存在だけあって、注目の内容です。 テレマンの無伴奏作品は、原曲は独奏ヴァイオリンのための作品ですが、バッハの無伴奏作品と曲の規模は多少異なりますが内容世界的にはそれと比肩しうる深い内容で、今日のヴィオラ奏者にとっても重要なレパートリーとなっているもの。内省的な緩徐楽章、軽やかで気品に満ちたアレグロ楽章と、タメスティの音楽と美しい音色を満喫できます。2つのヴィオラのための協奏曲もしっとりと落ち着いた風合いの演奏。組曲でも非常に気品に満ちた演奏が展開されております。 名手たちによる余裕たっぷりなテレマン。冒頭のブルレスケ組曲は、実にぜいたくなアルバムです!(輸入元情報)【収録情報】テレマン:1. 弦と通奏低音のためのブルレスケ 変ロ長調 TWV.55:B82. ヴィオラ、弦と通奏低音のための協奏曲ト長調 TWV.51:G93. 2つのヴィオラのためのカノン風ソナタ TWV.40:1214. 独奏ヴィオラのためのファンタジア ハ長調 TWV.40:15(原曲:ト長調。低音を伴わないヴァイオリンのための12のファンタジア TWV.40:14-25より)5. 序曲 - 組曲『風変わり』 TWV.55:g26. 独奏ヴィオラのためのファンタジア 変ホ長調 TWV.40:14(原曲:変ロ長調。低音を伴わないヴァイオリンのための12のファンタジア TWV.40:14-25より)7. 2つのヴィオラ、弦と通奏低音のための協奏曲ト長調 TWV.52:G3 アントワン・タメスティ(ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス、バロック弓:アルトゥール・ドゥブロカ2010年製) ザビーネ・フェーラント(ヴィオラ:3,7) ベルリン古楽アカデミー ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター) 録音時期:2020年7月 録音場所:テルデックス・スタジオ・ベルリン 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV