18世紀前半の知られざる作曲家、フェッロナティの貴重な作品集!その生涯と音楽活動がほとんど謎に包まれたままになっている、18世紀前半に活躍した人物ロドヴィコ・フェッロナティの貴重な作品集。文化的な都市パドヴァ出身のフェッロナティは作曲家、ヴァイオリニストでありながら、今日ではおそらく視覚芸術の分野で最もよく知られています。彼はベルガモの大聖堂教会を飾る絵画の注文に携わり、著名な画家ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロとも交流がありました。音楽分野では、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のヴァイオリニストを務めたこと、ベルガモで共に学んだロカテッリに影響を与えたことや、ピゼンデルがフェッロナティのヴァイオリン協奏曲を所有し大切にしていたことなどが知られています。 フェッロナティの作品1が当時のイタリア音楽界に大きな関心をもたらしたことは、この曲集に収録されたソナタのうち2曲が、パルマで発見されたアンソロジーに(アルビノーニ、コレッリ、ソミスらの作品と一緒に)収録されていることからも明らかでしょう。ヴァイオリンとチェロ、コントラバス、アーチリュート、チェンバロの組み合わせによる「アンサンブル・ロカテッリ」の美しい演奏にも注目です。(輸入元情報)【収録情報】フェッロナティ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集 Op.1(1710)より● ソナタ第1番ハ長調● ソナタ第3番ト長調● ソナタ第5番ヘ長調● ソナタ第7番ニ長調● ソナタ第9番ハ長調 録音時期:2022年3月 録音場所:イタリア、チーゴレ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) すべて世界初録音Powered by HMV