ブルックナー交響曲第4番『ロマンティック』、ほかズービン・メータ&ロサンジェルス・フィル、ほかメータとロサンジェルス・フィルが、ロイス・ホールでセッション・レコーディングで制作したアルバムは、どれも音質が良く、演奏も当時の彼らならではの勢いの良さとダイナミックな力強さが気持ちの良いものばかりで、そうした傾向と作品の性格が合致した場合は無類の心地よさを感じさせてくれたものでした。 今回久々の復活となるブルックナーの交響曲第4番『ロマンティック』もそうした快演盤のひとつで、壮麗なサウンドをもったいぶらずに輝かしく響かせ、まっとうなテンポと声部バランスによって、作品の細部に至るまで丁寧に示しています。 組み合わせは、ブルックナーの4年前、メータが29歳のときにウィーン・フィルを指揮して録音したリスト&ワーグナーの管弦楽曲アルバムからの『マイスタージンガー』第1幕の前奏曲です。(HMV)【収録情報】● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』 [64:23] ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団 ズービン・メータ(指揮) 録音時期:1970年4月 録音場所:ロサンジェルス、ロイス・ホール 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲 [09:06] ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ズービン・メータ(指揮) 録音時期:1966年1月 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)Disc11 : Bruckner: Symphony No. 4 ?Romantic?2 : Wagner: Die Meistersinger: Prelude to Act IPowered by HMV