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ヴェルディ:『椿姫』全曲クライバー&フィレンツェ五月祭、ガスディア、ドヴォルスキー、ザンカナロ1984年ステレオ録音という驚きの完全初出音源が登場!フィレンツェ五月音楽祭の新レーベル「MAGGIO LIVE」、ジュリーニの『展覧会の絵』などに続いて第2弾に凄いものを出してきました! カルロス・クライバーのヴェルディ『トラヴィアータ』です! 1984年12月、カルロス・クライバーはフィレンツェ市立劇場でのフランコ・ゼッフィレッリ演出のヴェルディ『トラヴィアータ』を指揮、記録によると公演は12月5、9、12、16、18、20、23日と行われたようです。これまで12月9日の日付のある海賊盤が出回ったことがありますが、音の状態は芳しいものではありませんでした。 今回「MAGGIO LIVE」がお届けする録音は公演終盤の12月20日のもの、目立つ咳の有無で別日の演奏だとはっきり分かります。これはこれまで出回った形跡のまったくない完全初出音源です。 クライバーの指揮については多くを語る必要はないでしょう、ここに聴けるのはまさしくライヴのクライバーの『トラヴィアータ』です! フィレンツェの歌劇場ということもあり、クライバーの情熱とイタリアの歌劇場オーケストラの熟達がとても良い方向に作用しています。 歌手も非常に優れています。ヴィオレッタのチェチーリア・ガスディアは当時まだ24歳という若さ。この2年前にスカラ座でのドニゼッティ『アンナ・ボレーナ』のタイトルロールをモンセラート・カバリエの代役で急遽引き受けて大成功に導き、イタリアのプリマドンナの新星となって人気急上昇の頃でした。これが彼女にとって初ヴィオレッタだったそうです。ガスディアはヴェルディの録音そのものが少ないので、このヴィオレッタのライヴ録音は超貴重。アルフレードのペテル・ドヴォルスキーは日本でも人気を博したスロヴァキアのテノール。この時は33歳、既にスター・テノールとして国際的に活躍していました。ドヴォルスキーはクライバーのお気に入りのテノールで、1981年、1988年とスカラ座来日公演でのプッチーニ『ボエーム』でロドルフォを歌ったのもドヴォルスキーと、絶大な信頼を置かれていました。ジェルモンのジョルジョ・ザンカナーロはスカラ座時代のリッカルド・ムーティに重用されたバリトン。当時45歳でしたが、遅咲きの人だったのでちょうど国際的な人気が高まる頃でした。 音の状態は放送局の収録のようなバランスの整ったものではありませんが、ステレオで、劇場内の盛り上がりがとても生々しく伝わってきます。未発表録音の発掘がほとんど進まないカルロス・クライバー・ファンにとっては待望の音源、30年前の劇場の興奮をこのCDで分かち合いましょう!(キングインターナショナル)【収録情報】● ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲 チェチーリア・ガスディア(S ヴィオレッタ) ペテル・ドヴォルスキー(T アルフレード) ジョルジョ・ザンカナーロ(Br ジョルジョ・ジェルモン) エディト・マルテッリ(S フローラ) マウリツィオ・バルバチーニ(T ガストン) ジュリアーナ・マッテイーニ(Ms アンニーナ) グイード・マッツィーニ(Br ドゥフォル男爵) ジョルジョ・ジョルジェッティ(Bs ドビニー侯爵) レオナルド・モンレアーレ(Bs 医師グランヴィル) オッターヴィオ・タッデーイ(Br ジュゼッペ) マリオ・フロジーニ(Bs フローラの召使い) アウグスト・フラーティ(Bs 手紙を取り次ぐ男) フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団 カルロス・クライバー(指揮) 録音時期:1984年12月20日 録音場所:フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ 録音方式:ステレオ(ライヴ)Powered by HMV
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