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魅力的なパルムグレンのピアノ協奏曲集セリム・パルムグレンは1878年生まれ。ヘルシンキ音楽学校でシベリウスの師でもあるマルティン・ヴェゲリウスに作曲を学びました。パルムグレンはピアニストとしても知られ、5つのピアノ協奏曲と約350のピアノ曲、男声合唱を中心とする200曲以上の合唱曲、歌劇『ダニエル・ユート』などを作曲、その多くがフィンランド・ロマンティシズムの大切なレパートリーとして記憶されています。 フィンランドのピアニスト、シベリウスのピアノ曲やラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番の録音で知られ、作曲家でもあるヘンリ・シーグフリードソン[1974-]のパルムグレン・アルバム。ピアノ協奏曲第1番は1904年の作曲。南オストロボスニアの旋律による序奏とマーチ風の音楽、ゆっくり流れる中間部、スケルツォ風のフィナーレから構成される一楽章の短い作品です。第2番の協奏曲はパルムグレンが生まれ育ったポリ市を流れるコケマキ川をインスピレーションに作曲され、「人生の流れ」を重ねる「川」の副題がつけられました。序奏、2つのカデンツァ、賛歌のフィナーレをも「急緩急」の単一楽章の音楽。主題のひとつにスウェーデンの民謡が使われています。第3番『メタモルフォーゼ』は、合唱指揮者クレメッティによるオストロボスニア敬虔主義者の旋律と9つの変奏曲による作品です。シューマン、リスト、グリーグ、ブゾーニ、ロシア・ロマンティシズム、とりわけラフマニノフの伝統に沿いながら印象主義の色彩をいち早く取り入れたパルムグレンのピアノ音楽の魅力が3つの協奏曲に美しく示されます。 シーグフリードソンとポリのオーケストラは、それぞれの曲の特徴を明確に示しながら、瑞々しくのびやかな音楽を展開していきます。指揮者のセーデルブロムがヴァイオリンを担当した『ヴァイオリンとピアノのための小品』は、フィンランドの民謡に基づくカンツォネッタや「祈り」のプレギエラなど、1921年から翌年にかけて作曲された小曲集です。(輸入元情報)【収録情報】パルムグレン:● ピアノ協奏曲第2番 Op.33『川』(1912-13)● ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.13(1904)● ピアノ協奏曲第3番 Op.41『メタモルフォーゼ』(1916)● ヴァイオリンとピアノのための小品 Op.78(1921-22)(前奏曲/ユモレスク/カンツォネッタ/フィドル弾き/フィンランド・ロマンス/東洋風セレナード/プレギエラ) ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ) ポリ・シンフォニエッタ ヤン・セーデルブロム(ヴァイオリン、指揮) 録音時期:2014年9月11,12日 録音場所:フィンランド、ポリ、プロムナードホール 録音方式:ステレオ(デジタル) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUNDPowered by HMV
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