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モーツァルト:セレナード集(4CD)ヴァイル&ターフェルムジーク・バロック管Disc1&2はセレナードの交響曲版。機会音楽として作曲された多楽章形式の『セレナード』は、当時抜粋されて演奏会用に転用されることがしばしばあり、その習慣に基づいて、ここではシンフォニー形式で演奏。軽快なテンポと鮮やかな響き、生き生きとした躍動感と快い流れを保った演奏です。 Disc3での『アイネ・クライネ』や『序曲集』でも、キレのよいフレージングとテンポの速さが、ピリオド楽器の響きの軽さを一段と引き立てています。 Disc4は、ピリオド管楽アンサンブル、モッツァフィアートによる演奏で、柔らかく豊かなハーモニーが印象深い仕上がりです。 なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。【収録情報】Disc1・セレナード第1番による交響曲ニ長調K.100(62a)・セレナード第4番交響曲ニ長調K.203(189d)・セレナード第7番ニ長調K.250(248b) 録音:1991年、デジタルDisc2・セレナード第3番による交響曲ニ長調 K.185(167a)・セレナード第5番による交響曲ニ長調 K.204(213a)・セレナード第9番『ポストホルン』による交響曲ニ長調 K.320 録音:1991年、デジタルDisc3・セレナード第13番ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』・歌劇『イドメネオ』序曲K.366・歌劇『後宮からの.走』序曲K.384・歌劇『劇場支配人』序曲K.486・歌劇『フィガロの結婚』序曲K.492・歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲K.527・歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』序曲K.588』・歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲K.621・歌劇『魔笛』序曲K.620 ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 ブルーノ・ヴァイル(指揮)  録音:1991年、デジタルDisc4・セレナード第11番変ホ長調K.375(管楽六重奏版)・管楽六重奏曲変ホ長調K.Anh.183 (ホルン五重奏曲K.407とディヴェルティメント変ホ長調K.563による編曲)・プレイエル:管楽六重奏曲変ホ長調 モッツァフィアート(管楽アンサンブル)  録音:1994年、デジタル【ヴィヴァルテ BOX SET】ヴィヴァルテ(ヴィヴァルテ)は、1989年にソニー・クラシカルがたちあげた古楽専門のレーベルで、設立・運営にあたっては。セオン・レーベルや、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、テレフンケンなどで活躍した古楽の名プロデューサー、ヴォルフ・エリクソンが尽力しています。 エリクソンは親交を結んできたアーティストたちと共に、ピリオド楽器によるレコーディングに意欲を燃やしましたが、その核となったのがチェリストのアンナー・ビルスマであり、彼を中心に結成された室内アンサンブル「ラルキブデッリ」は、柔軟な楽器編成でさまざまなレパートリーをとり上げて話題となっていました。 ヴァヴァルテはほかにも、グスタフ・レオンハルトや、ブルーノ・ヴァイル指揮ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、フリーダー・ベルニウス指揮シュトゥットガルト室内合唱団など、古楽の有名アーティストたちによる高水準な演奏をコンスタントに供給しましたが、それもエリクソンの手腕あってのものでしょう。 さらにヴィヴァルテは、当時最先端だったソニーの20bitレコーディングやSBMなどの技術も導入、音質面でも高いクオリティを実現し、古楽ファンの信頼を得ていました。 今回登場するボックス・シリーズでは、作曲家ごとにまとめるスタイルを基本とし、ヴィヴァルテ音源の中から高い評価を得たものを中心に構成、さらにエリクソンの前レーベル「セオン」の音源も投入して、中身の濃いボックスをつくりあげています。現在入手不可能な音源も多数含まれる注目の限定盤シリーズです。(HMV)Powered by HMV
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