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シェーンベルク:グレの歌(2SACD)ガードナー&ベルゲン・フィル、オルフェイ・ドレンガル、他ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の創立250周年を迎えた2015年に首席指揮者に就任し、ますます充実した活動を拡げるエドワード・ガードナー。5人のソリストと1人の語り部、大編成のオーケストラと合唱団によるシェーンベルクの超大作『グレの歌』の録音が登場! 各ソリストの妙技、トーマス・アレンのナレーション、ノルウェーの名門合唱団たちをまとめ上げるガードナーの手腕はもちろん、ベルゲンのグリーグホールで繰り広げられた圧倒的パフォーマンスをくまなく収録したChandosの高音質録音にも注目です!(輸入元情報)【グレの歌について】『グレの歌』は、実在のデンマーク国王ヴァルデマール(在位1157-1182年)をめぐる伝説にもとづいています。国王とその愛人トーヴェとの、悲しくもグロテスクな物語のあらましは以下の通りです。 この手の寓話に良くあるパターンですが、国王ヴァルデマールには嫉妬深くわがままな妃ベヴィヒがおりました(出演はナシ)。嫌気がさしたヴァルデマールは、トーヴェという美しく気立ての良い女性を愛人とし、グレの地にある狩猟用の城郭で逢瀬を重ねます。 以上が第1部のオーケストラ間奏までに描かれる部分で、間奏後に現れる『グレの歌』随一の人気曲、「山鳩の歌」では、山鳩がトーヴェの死と悲しむ王について伝え、トーヴェの死は、不倫を知った妃による毒殺であると歌います。(以上、第1部)。 短い第2部では、ヴァルデマール王が激昂して神を呪い、それが原因で天罰によって落命する様子が描かれます。 第3部は、昇天することが許されないヴァルデマール王の魂が、家来である大勢の兵士の幽霊を引き連れ、トーヴェの魂を求めて夜な夜なグレの地を徘徊する場面で始まります。 時は流れ、夏の嵐に替わって実りの秋が到来。収穫の季節にふさわしく農夫も登場し、やがて道化師と語り手も登場して、幽霊たちの壮絶な男声合唱を交えながらも、二人の魂の救済に向けて盛り上がりをみせます。 最後は混成8部合唱による壮大な太陽の賛歌となっており、女声合唱の参加による色彩の変化が、魂の救済の可能性について暗示しているかのようです。 この作品は最初、シェーンベルクがまだ若い頃に一編の歌曲として書き上げられ、その後巨大化の道を歩んだという後期ロマン派風の作品。ワグネリズムの影響、特に『神々のたそがれ』や『さまよえるオランダ人』を髣髴とさせる場面があるなど、シェーンベルクらしからぬ親しみやすさと、通常のレパートリーではおそらく最大音量と言われるその迫力ある音調、および変化に富む曲調から、これまでにも注目すべきレコーディングがいくつもおこなわれてきました。 オーケストレーションするにあたり、シェーンベルクが48段の五線紙を特注したというエピソードはよく知られるところで、その編成は、ティンパニ6、バスドラム、スネアドラム、ガラガラ、タム・タム、それにハープ4ほかを含む150人近い巨大なオーケストラに、5人の独唱者、3群の男声四部合唱、混声八部合唱を加えた300人近い声楽陣を要するという大規模なものです。(HMV) 【収録情報】● シェーンベルク:グレの歌 オルウィン・メラー(ソプラノ/トーヴェ) アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ/山鳩) スチュアート・スケルトン(テノール/ヴァルデマール) ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ(テノール/道化クラウス) ジェームズ・クレスウェル(バス/農夫) トーマス・アレン(語り) ベルゲン・フィルハーモニー合唱団 コレギウム・ムジクム合唱団 エドヴァルド・グリーグ合唱団 オルフェイ・ドレンガル ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックの生徒達 エーテボリ交響楽団のミュージシャン達 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 エドワード・ガードナー(指揮) 録音時期:2016年12月8-11日 録音場所:ノルウェー、ベルゲン、グリーグホール 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND Powered by HMV
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