清く知的に歌い上げるプレガルディエンのマーラーカチッと知的で、張りのあるはつらつとした歌いまわし。ガーディナーやヘレヴェッへとの共演でもおなじみ、1956年生まれのプレガルディエンはいまや欠かせないドイツを代表するリリック・テノール。シューマン(98235)に次ぐ注目のヘンスラー第2弾はマーラー。互いに同じメロディが使われ初期交響曲とのリンクで重要な位置を占める歌曲にたいして、プレガルディエンの持ち味であるやわらかく清潔感あふれるディクションは最大の武器で、その美しさに陶然とさせられます。 フランクフルト歌劇場での豊富なコレペティ経験ののち、長年プレガルディエンの伴奏を務めるギースは1953年生まれ。表情豊かな素晴らしいピアノで歌を引き立てます。(キングインターナショナル)マーラー:・『子供の不思議な角笛』より 魚に説教するパドゥアの聖アントニウス だれがこの歌を作ったのだろう 高い知性への賛歌 ラインの伝説 少年鼓手 トランペットが美しく鳴り響くところ 死せる鼓手 原光・『リュッケルトの詩による5つの歌曲』より 私はこの世に忘れられ 真夜中に・『さすらう若人の歌』 クリストフ・プレガルディエン(T) ミヒャエル・ギース(p) 録音:2006年3月14-15、18-19日、ケルン、フンクハウス、KvBザールPowered by HMV