ヘッセン文化財団からの助成金により実現した研究・演奏プロジェクトドゥセク:ヴァイオリン・ソナタ集 第3集ユリア・フーバー(ヴァイオリン)、ミリアム・アルトマン(フォルテピアノ)ー ドゥセクのヴァイオリン・ソナタ全集録音の第 3 巻。2 つのソナタ Op.69 と初期のソナタ Op.4 を収録。1760年、モーツァルトの4年後にオーストリア大公国ボヘミアのチャスラウに生まれ、1812年にフランスのサン=ジェルマン=アン=レーで52歳で亡くなったドゥセクは、ハイドンも絶賛した作曲家ド。女帝エカチェリーナやマリー・アントワネット、ルイ・フェルディナント王子との交流や、ブロードウッドのピアノ開発話のほか、数多くの浮名でも知られたまさに波乱万丈の生涯をおくった人物。 ドゥセクは38曲に及ぶヴァイオリン・ソナタを作曲。古典派後期なので鍵盤楽器が主役ですが、ヴァイオリン・パートは対等に近い関係にあります。 演奏は古楽器のスペシャリストによっておこなわれており、ヴァイオリンがユリア・フーバー、フォルテピアノがミリアム・アルトマンの担当。2人はフランクフルトでの学生時代からの交流で、細部まで息の合った演奏を聴かせます。 使用したフォルテピアノは、ウィーンのローゼンベルガー1795年モデルを、大御所デレク・アドラムが製作したもので、実に良い音がします。▶ Brilliant Classics 検索 演奏者情報◆ ユリア・フーバー(ヴァイオリン)フランクフルトでヴァルター・フォルヒャートに師事した後、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に入団。楽員活動と並行してメアリー・ユーティガーにバロック・ヴァイオリンを師事。1997年にアムステルダムのロカテッリ国際コンクールで入賞し、2000年には古楽ヴァイオリニストに転身。以来、室内楽奏者としての幅広い活動に加えて、リンツのオルフェオ・バロックオーケストラ、ノイエ・デュッセルドルファー・ホフムジーク、ラ・スタジョーネ・フランクフルトのコンサートミストレスおよび首席ヴァイオリニストとして活動。 CDは、Brilliant Classics、CPO、ARCHIV、MD+G、Coviello Classics、Phoenix Edition、New Classical Adventure、DHMなどから発売。◆ ミリアム・アルトマン(ピアノ)フランクフルトでピアノをベルンハルト・ヴェッツに師事し、大学院でフォルテピアノとチェンバロをハラルト・ヘーレン、ザビーネ・バウアーに師事。ラース=ウルリク・モーテンセン、イェスパー・クリステンセン、アンドレアス・シュタイアーらのマスタークラスで研鑽を積み、音楽史の学位も取得。 教育活動に加えて、ヴィアッジョ・ムジカル、アリアドネ・プロジェクト・アンサンブル、カンマーフィルハーモニー・ライン・マインやコンチェルト・クラシコ・フランクフルトなどのさまざまな団体とコンサートに出演するほか、トリオ・フォルテピアノでも活動。 CDは、Brilliant Classicsなどから発売。 トラックリスト (収録作品と演奏者)ヨハン・ラディスラウス・ドゥセク[1760-1812]◆ ヴァイオリン・ソナタ ロ長調 Op.69-1 CrawD 240Edition: Sieber, Paris1. I. Molto Allegro con fuoco 9'242. II. Les Soupirs, Adagio cantabile 4'243. III. Rondo. Allegretto non troppo 6'34◆ ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.69-2 CrawD 241Edition: Sieber, Paris4. I. Allegro espressivo 10'415. II. Rondo. Andantino con moto. allegro 9'29◆ ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4-3 CrawD 39Edition: Louis, Md de Musique, Paris6. I. L'Amante disperato. Poco Presto 11'097. II. Tempo di Minuetto . Trio 3'40 ユリア・フーバー(ヴァイオリン) ミリアム・アルトマン(フォルテピPowered by HMV