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ニキタ・マガロフ 演奏会楽旅 1955-197320世紀の名ピアニストのひとり、ニキタ・マガロフの協奏曲録音集。マガロフは1912年、ロシアのサンクト・ペテルブルクの生まれ。父親はジョージア、トビリシの上流階級の生まれで、母は地元サンクト・ペテルブルクの人。ロシア革命の後にフィンランドのヘルシンキに脱出、一旦米国へ移るものの、フランスに渡りパリ音楽院で学んでいます。1930年代にはパリで人気のピアニストとなり、戦後は巨匠として大いに活躍、またジュネーヴ音楽院での教職にも重きを置いていました。 マガロフのピアノはロマンティシズムとは一線を画した端正な音楽を基礎としつつも、しかし古き良き時代のピアノ美学も感じさせるもので、非常に独特です。マガロフの録音は多いものの、独奏曲(特にショパン)が主で、協奏曲の録音は限られています。ニューヨーク時代に接点のあったラフマニノフのピアノ協奏曲第3番は彼の初めての録音かもしれません。しかもステレオ録音。ラヴェルのピアノ協奏曲は名匠ハンス・シュミット=イッセルシュテットの伴奏。マガロフのピアノにも指揮にも、この作品が生まれた時のモダンな新鮮さが良く表れています。あまりベートーヴェンを弾かなかったマガロフですが、ピアノ協奏曲第4番は得意曲でした。彼も伴奏指揮のモーリス・ル・ルーも伝統的ドイツ的なベートーヴェンとは一線を画し、自由な発想で充実した演奏を繰り広げています。(輸入元情報)【収録情報】1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58 モーリス・ル・ルー指揮、フランス国立放送管弦楽団 1964年10月6日 フランス、パリ(ライヴ録音)2. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30 アンジェイ・マルコフスキ指揮、ハノーファーNDR管弦楽団 1969年12月12日 西ドイツ、ニーダーザクセン州ハノーファー(ライヴ録音)3. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23 アンリ・ペンシス指揮、ルクセンブルク放送交響楽団 1955年10月20日 ルクセンブルク(放送スタジオ録音)4. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、NDRk交響楽団 1963年10月23日 西ドイツ、ハンブルク(ライヴ録音)5. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26 ズデニェク・マーツァル指揮、フランス国立放送管弦楽団 1973年11月28日 フランス、パリ(ライヴ録音) ニキタ・マガロフ(ピアノ) モノラル録音(1,3,4)、ステレオ録音(2,5) 簡易収納紙ケース仕様Powered by HMV
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