新たな年を寿ぐ、ウィーン・フィルの華麗なワルツとポルカ。生粋のオーストリア人、ヴェルザー=メストが紡ぎ出す魔法のような至福の時間。毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われています。 2023年は、生粋のオーストリア人、フランツ・ヴェルザー=メストが2011年、2013年以来、10年ぶりに登場。ヴェルザー=メストはいまウィーン・フィルと最も関係の深い指揮者のひとりであり、曾祖父がシュトラウス一家が演奏会を催したカフェの経営者ということもあって、シュトラウスは血肉に入ったレパートリーです。 演奏曲目は、何と演奏予定曲15曲のうち14曲がニューイヤー・コンサート初登場。ウィーン・フィルの気概が見て取れます。もちろん定番のアンコール『美しく青きドナウ』『ラデツキー行進曲』も演奏予定です。フランツ・ヴェルザー=メストは1960年、オーストリアのリンツ生まれ。生地の音楽学校で学び、ヴァイオリニストを目指すも事故のため指揮者志望に転向、ミュンヘン音楽大学で研鑽を積みます。スウェーデンのノールショッピング響を皮切りに、ロンドン・フィル、チューリッヒ歌劇場のポストを歴任し、現在はクリーヴランド管弦楽団音楽監督。(輸入元情報)【収録情報】Disc1【第1部】1. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『誰が一緒に踊るの?』 Op.2512. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『英雄の詩』 Op.873. ヨハン・シュトラウス2世:『ジプシー男爵』のカドリーユ Op.4224. カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ『心地よい夜に』 Op.488(オペレッタ『放浪者』より)5. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『元気に行こう!』 Op.386【第2部】6. フランツ・フォン・スッペ:喜劇的オペレッタ『イザべッラ』序曲7. ヨーゼフ・シュトラウス:演奏会用ワルツ『愛の真珠』 Op.398. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ『アンゲリカ・ポルカ』 Op.1239. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル『さあ、逃げろ!』 Op.73Disc210. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・フランセーズ『上機嫌』 Op.281 11. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『いつまでも永遠に』 Op.19312. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『まひわ』 Op.11413. ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:バレエ『エクセルシオール』からグロッケン・ポルカとギャロップ(『電信たち』の場面の音楽/バレエ原曲はロムアルド・マレンコ作曲)14. ヨーゼフ・シュトラウス:オーケストラ・ファンタジー『アレグロ・ファンタスティーク』 Anh.26b15. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『水彩画』 Op.258【アンコール】16. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『山賊のギャロップ』 Op.37817. 新年の挨拶18. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』 Op.31419. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン少年合唱団、ウィーン少女合唱団(10) フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮) 録音時期:2023年1月1日 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) テルデックス・スタジオ・ベルリンによるレコーディング レコーディング・プロデューサー:フリーデマン・エンゲルブレヒト レコーディング・エンジニア:ルネ・メラー、ヴォルフガング・シーファーマイヤー エディティング:ルネ・メラー、ヴォルフガング・シーファーマイヤー、トーマス・ベースル *作品名は、日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。 ニューイヤー・コンサート初演奏の作品(1-14)(輸入元情報)Powered by HMV