全国大会優勝チームが実践する、必勝のポイントはこれだ! ● 強豪校の練習メニュー! ● 実践的な個人技が身につく! ● 連係プレーのコツがわかる! ● 団結力のあるチーム作り! ◆◇◆ はじめに ◆◇◆ハンドボールは40m×20mのコートの内に、2チーム計14人の選手が向き合い、ボールを奪い合う激しいスポーツ。選手がジャンプをしてゴールを決める場合は、まさに「空中の格闘技」を連想するシーンで、シュートに対してのゴールキーパーの反応も見どころのひとつといえる。ハンドボールの本場であるヨーロッパでは、サッカーの人気に迫るほどで、各国にはプロリーグが存在する。日本とは環境の違いがあるとはいえ、それだけ魅力あるスポーツなのは言うまでもない。・・・中略・・・この本は、神奈川のハンドボール強豪校である法政二高の上達のノウハウやトレーニング法、練習に取り組む姿勢などを参考に構成している。初心者はもちろん、「ハンドボール部に入部してレギュラーになりたい」「もっとうまくなりたい」というポジティブな気持ちで読み進めば、必ずや上達のヒントがみつかるはずだ。まず本書をみて着実にステップアップしていこう。できなかったことができる喜び、レギュラーになる喜び、試合に勝つ喜びを味わえるはずだ。そして、ハンドボールというスポーツを通じて、努力することの大切さ、チームメイトへの感謝の気持ちを忘れないプレーヤーに成長することを願って止まない。◆◇◆ この本の使い方 ◆◇◆この本では、ハンドボール部の活動をさらに充実させるためのコツを50紹介しています。部活の心得にはじまり、ハンドボール部の構成や適正ポジションの見極め、個人技術のレベルアップなど、強いチームづくりに必要な知識を順序立てて説明しています。最初から読み進めていくことが理想ですが、マスターしたい技術やチームとして取り組みたいテーマがあれば、そこだけをピックアップして習得することも可能です。各ページには、紹介しているテクニックや知識を身につけるためのポイントが3つあげられています。解説文とあわせてチェックして、みなさんの理解を深めるための助けにしてください。さらにこの本では、巻末にハンドボール部で活動していくうえでの疑問を解消するQ&Aを設けています。ぜひ参考にしてください。