企業の法務担当者が、企業のビジネス活動を規定・規制する法令の関係性やビジネスへの影響度がつかめる、『ビジネス法体系シリーズ』の1冊。本書は、シリーズのうち、企業組織に関する法令を体系的かつ実践的に解説した「企業組織法」編。本書の特徴は、第一に、規模の大小を問わず株式会社に適用される法令(会社法)と、主として上場会社に適用される金融商品取引法とを、「日常的に必要となる知識」と「特定の場面で必要となる知識」とに分けて再編成し、会社法と金融商品取引法の両方が適用される場面にはどのようなものがあり、その場面で必要となる両法の関連を明らかにしたことである。また、第二の特徴は、法の体系に即した基礎的な解説を犠牲にすることなく、各トピックがどのような形で実務上の問題として現れるかを明らかにした実践的な内容であることが挙げられる。第1編 企業組織法の基礎 第2編 日常的に必要となる知識・第1章 株式会社の機関とコーポレートガバナンス ・第2章 役員等の責任・第3章 株式・第4章 会社の計算 第3編 特定の場面で必要となる知識・第1章 株式会社の設立・第2章 募集株式・新株予約権の発行等・第3章 組織再編・M&A・第4章 倒産・解散・清算・第5章 訴訟・非訟 第4編 株式会社以外の企業形態・第1章 持分会社・第2章 有限責任事業組合(LLP)制度