シリーズ4巻目の本書では、山手線の西北部と都心・下町を結ぶ4つの路線を紹介します。15系統は高田馬場と茅場町(後に洲崎まで延伸)を結び、現在の東京メトロ東西線とほぼ同様のルートでした(昭和43年9月廃止)。16系統は大塚駅前から上野広小路を経由して錦糸掘(錦糸町)までを結び、現在は都バスの主要路線の一つになっています(昭和46年3月廃止)。17系統は池袋駅前から水道橋・神田橋を経由して数寄屋橋までを結んでいました(昭和46年3月廃止)。18系統は志村坂上から巣鴨・白山上を経由して神田橋を結ぶ路線で、現在の都営地下鉄三田線と同様の区間が多く含まれます。本書には各路線の沿道で撮られた昭和の街角風景が豊富に掲載されています。