運命を管理する神様の手違い(うっかり)で、異世界転生を果たすことになった古津。神様から手違いのお詫びで授けられたチート能力を手にし、転生を喜んだのもつかの間。その転生には恐るべき条件があったのだーー。それは「自らの命を奪ったモノに転生する」というもの。大量の林檎の下敷きとなって死んだ古津は、なんと異世界で林檎に転生してしまったのだ……!最強のチート能力を手に入れても、林檎の身では手も足もない、声も出せない、ひとりで転がることすらままならない。木の上、たわわに実った林檎のひとつとなった古津は絶望する。果たして林檎の身となった古津は、異世界無双人生を送れるのか!? 古津の林檎生は今まさに始まったばかり……!!!