全篇美しいメロディに満ちたマルチヌーのヴァイオリン協奏曲イザベル・ファウストが挑戦東欧諸国からパリに集まった作曲家のグループ「エコール・ド・パリ」のメンバー中、もっとも演奏・録音に恵まれているチェコ出身のボフスラフ・マルチヌー。彼のヴァイオリン協奏曲を、イザベル・ファウストの録音で。急進的な傾向の強い第1番でなく、かのエルマンに捧げられた叙情的な第2番というのも興味深いところ。マルチヌーの作品の中でもとりわけ美しい旋律にあふれ、平和で田園的な世界が続きます。ファウストの美音も冴え、ビェロフラーヴェクのボヘミア的濃厚な伴奏も絶品。マルチヌー観の変るアルバムと申せましょう。 もうひとつの注目は、ピアノの協奏的作品『トッカータと2つのカンツォン』の独奏をイケメン名手ティベルギアンが務めていること。明るい喜悦性に富んだ曲で、あまり知られていない曲ですが、存分に楽しめます。(輸入元情報)【収録情報】マルチヌー:1. ヴァイオリン協奏曲第2番 H.2932. 弦楽セレナード第2番 H.2163. トッカータと2つのカンツォン(ピアノと弦楽合奏のための) イザベル・ファウスト(ヴァイオリン:1) セドリック・ティベルギアン(ピアノ:3) プラハ・フィルハーモニア イエジ・ビエロフラーヴェク(指揮) 録音時期:2006年6月 録音場所:プラハ、ルドルフィヌム 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : I. Andante (Poco Allegro - Moderato/Andante) - Isabelle Faust/Prague Philharmonia2 : II. Andante Moderato - Isabelle Faust/Prague Philharmonia3 : III. Poco Allegro - Isabelle Faust/Prague Philharmonia4 : I. Allegro - Prague Philharmonia5 : II. Poco Andante - Prague Philharmonia6 : III. Allegro Con Brio - Prague Philharmonia7 : Toccata. Allegro Moderato - Cedric Tiberghien/Prague Philharmonia8 : Canzone No. 1. Andante Moderato - Cedric Tiberghien/Prague Philharmonia9 : Canzone No. 2. Allegro - Cedric Tiberghien/Prague PhilharmoniaPowered by HMV