隠れた名曲!サラサーテに献呈されたブルッフのヴァイオリン協奏曲第2番!SACDハイブリッド盤。ブルッフの代表作といえばヴァイオリン協奏曲第1番ですが、彼は3つのヴァイオリン協奏曲を残しました。当ディスクに収録された第2番ニ短調は、1877年春から夏にかけてボンで作曲され、あのサラサーテに捧げられました。ヴァイオリンの演奏技巧を誇示したこの作品は、出版社が管弦楽総譜および声部譜を購入した演奏者のみに公開演奏を許可するという制限をしたため、当時広くは知られることはありませんでした。しかし、第1番の協奏曲同様、独奏ヴァイオリンが哀愁をたたえた主題を提示し、管弦楽との対話も美しいこの作品は近年再評価されつつあります。 ブルッフは付番されている協奏曲以外にも『スコットランド幻想曲』などこの上なく美しいヴァイオリンの旋律とオーケストラを伴う雄大な作品を残しました。ここに収録された『イン・メモリアム』、コンツェルトシュテュックもブルッフらしい哀愁と安らぎが交錯する絶品の作品です。(キングインターナショナル)【ウルフ・ヴァリーン】スウェーデン出身のヴァイオリニスト。ヴァリン、ワリンとも。近現代作品を得意とし、最近は指揮活動もおこなって、積極的に知られざる作品の紹介にもあたっています。近年のリリースでは、スウェーデンの作曲家アルゲーン[1920-90]による超巨大無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BIS)や、オネゲルのヴァイオリン・ソナタ集(STRADIVARIUS)、シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集(BIS)、ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ全集(BIS)、レーガー:ヴァイオリン作品集(CPO)、シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ集(BIS)、サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのための作品集(CPO)といったところが注目されています。【収録情報】ブルッフ:● ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調 Op.44 (1877)● イン・メモリアム Op.65 (1893)● コンツェルトシュテュック 嬰ヘ短調 Op.84 ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン/ドメニコ・モンタニアーナ製作) ベルリン・ドイツ交響楽団 オッコ・カム(指揮) 録音時期:2014年5月 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUNDDisc11 : Adagio Ma Non Troppo2 : Recitative. Allegro Moderato3 : Finale. Allegro Molto4 : In Memoriam for Violin and Orchestra, Op. 655 : Allegro Appassionato - Attacca6 : Adagio, Ma Non TroppoPowered by HMV