「うなぎや」で爆笑!「替り目」でホロリ! 第1巻、第2巻と、大好評の第2シリーズ。その第3巻は、「うなぎや」と「替り目」を収録。 「うなぎや」は、関東では「素人鰻」という類似した噺があります。これからの季節、高座にかかることの多いおなじみの人気演目です。指でぬるぬるの鰻を表現する所作で鰻を追っていく様子を演じるのが大きな見所。40代半ばの圧倒的な仕草で描く、枝雀の鰻屋主人を是非お楽しみください。 一方「替り目」は、江戸では古今亭志ん生が得意としていた噺。 酒癖の悪い男が、その日も酔って帰ってくると、まだ飲み足りないと言って女房につまみを買いに行かせます。その間に通りかかった屋台のうどん屋を相手に、普段言えない思いや、友人の娘の婚礼の思い出を独白。枝雀の愛すべき酔っ払い、その傍若無人に大笑いしているうちにほろりと泣ける噺です。「枝雀と私」には、枝雀の熱烈なファンというミュージシャンの大江千里氏が、アメリカから寄稿。●「うなぎや」1983年8月放送●「替り目」1988年2月放送