あふれ出る音楽への喜びと感謝ベルトランがふくよかに歌いあげるバッハフランスのチェロ奏者、エマニュエル・ベルトラン。彼女にとって、バッハの無伴奏組曲を録音するのは長年の夢でしたが、このたび素晴らしい楽器と出会い、夢が実現しました。ベルトランのあふれ出る音楽への喜びと感謝をすべて受け止めながらより豊かに響くカルロ・トノーニの音色は深く豊か。ガット弦、そしてバロック弓を用いて、西洋音楽史上燦然と輝くバッハの無伴奏を高らかに歌い上げます。 エマニュエル・ベルトランは1973年フランス、ロワーヌ地方フェルミニ出身。ジャン・ドプラス[1944-2015]、フィリップ・ミュレル[1946-]の両氏に師事。20世紀後半から現代にかけてのフランスを代表する作曲家アンリ・デュティユーからも薫陶を受けています。1996年、東京の日本室内楽コンクールで優勝、2001年にはヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク・クラシックのソリスト部門で1位を獲得し注目を集めました。2002年にはフランス・クラシック音楽賞及びフランス・芸術文化勲章を授与されました。2005年にはピアニストのパスカル・アモワイヤルと俳優・監督であるジャン・ピアトと共に「Block 15」を立ち上げて公演を行っています。 録音は、ハルモニアムンディよりアルカンとリストのチェロ作品集、20世紀のチェロ・ソロ作品集、ショスタコーヴィチ:チェロ作品集、ショパン:チェロ作品集、デュティユーとドビュッシーのチェロ作品集、サン=サーンスの世界初録音となるチェロ・ソナタ第3番遺作を含むチェロ作品集等をリリース。いずれも高い評価を得ています。(輸入元情報)【収録情報】J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲Disc1● 第1番ト長調 BWV.1007● 第2番ニ短調 BWV.1008● 第3番ハ長調 BWV.1009Disc2● 第4番変ホ長調 BWV.1010● 第5番ハ短調 BWV.1011● 第6番ニ長調 BWV.1012 エマニュエル・ベルトラン(チェロ/カルロ・トノーニ、ヴェネツィア、18世紀前半。バロック弓使用) 録音時期:2018年2,3月 録音場所:ノートル=ダム・ド・ボン・スクール教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV