今ヨンチェヴァを聴かずして、誰を聴くブルガリアのディーヴァ、待望のヴェルディ、遂に登場。今シーズン、パリ・オペラ座での『ドン・カルロス』、大晦日のメトでの『トスカ』などオール・スター・キャストを揃えた注目の新演出に起用され(しかも両方ともロール・デビュー)、今欧米で最も輝きを放つブルガリアのソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァ。彼女の3枚目のソロ・アリア集は、ついに待望のヴェルディのオペラ・アリア集です。『トロヴァトーレ』『運命の力』『ドン・カルロ』『オテロ』など中期以降の名作と、『スティッフェリオ』『ルイーザ・ミラー』『アッティラ』『ナブッコ』など初期オペラからのアリアが9曲収録されています。『ドン・カルロ』はカウフマンと共演したパリ・オペラ座でのフランス語版で「華麗でしかも肉感的、かつ輝かしい歌唱」(仏『フィガロ』紙)と絶賛されたばかりのレパートリーですし、すでにメトの映像が発売されている『オテロ』はやはり「ヨンチェヴァのデズデーモナはセンセーショナル」(独『オペラグラス』誌)と高く評価されています。『ルイーザ・ミラー』は2018年4月にメトで歌うことになっているレパートリー(これもロール・デビュー)であり、これだけでもヨンチェヴァにとっていかにヴェルディのオペラが重要な役割を担っているかがわかろうというものです。しかも指揮者がヨーロッパ、特にドイツ語圏におけるイタリア・オペラ上演には欠かせない名指揮者マッシモ・ザネッティというのも大きなポイントといえるでしょう。 デビュー・アルバム『パリ、私の愛〜オペラ・アリア集』での鮮烈な歌唱には、彼女の才能と美声が遺憾なく発揮され、2枚目の『ヘンデル・アルバム』では美しい声を生かし、ヘンデルが描き出した「強く、独立した女性像」をくっきりと表現してきました。今回のヴェルディでも、豊かな表現力を有した歌唱と凛とした強さのある美声が見事。世界のオペラ・ハウスが出演を請い願い、「現代の世界最高のソプラノ!」との呼び声も高いヨンチェヴァの魅力をたっぷりと伝えてくれる1枚です。(輸入元情報)【収録情報】ヴェルディ:● 歌劇『トロヴァトーレ』より「静かな夜」● 歌劇『ルイーザ・ミラー』より「神様、もし私があなたをご立腹させたのなら」● 歌劇『アッティラ』より「好きなだけ泣きなさい」● 歌劇『スティッフェリオ』より「すぐに,あのひとは言ったわ!」● 歌劇『運命の力』より「神よ、平和を与えたまえ!」● 歌劇『オテロ』より「アヴェ・マリア」● 歌劇『シモン・ボッカネグラ』より「何てこのほの暗い朝の時に」● 歌劇『ドン・カルロ』より「あなた様、世の空しさを知るお方」● 歌劇『ナブッコ』より「かつては私の心も喜びに」 ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ) ミュンヘン放送管弦楽団 マッシモ・ザネッティ(指揮) 録音時期:2017年4月 録音場所:バイエルン放送第1スタジオ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV