第15回チャイコフスキー国際コンクール第1位のマスレエフによるロシア叙情の世界2015年、第15回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門優勝者、ドミトリー・マスレエフ待望の新録音登場。すべて19世紀ロシア作品なのも魅力的です。 このアルバムはマスレエフが2023年1月に生まれた第一子へ捧げたもの。彼自身、幼時に両親から初めてプレゼントされた楽譜がチャイコフスキーの『四季』で、子供心にそのすべてにワクワクしたことを思い出しメインとしました。曲集も1月から始まっているため、わが子が初めて経験する一年を音楽で語りたい気持ちにあふれています。 フィルアップ曲も魅力的。メランコリックでロシア的抒情性に満ちたグリンカのノクターン『別れ』、五人組のキュイのスペイン色に満ちた『セレナード』、華麗なピアニズムに彩られたグリンカの歌曲『ひばり』のバラキレフ編など味わいに富んでいます。 もうひとつの圧巻はムソルグスキーの『禿山の一夜』のチェルノフ編によるピアノ版。迫力と怪奇趣味を楽しめます。(輸入元情報)【収録情報】● チャイコフスキー:四季 Op.37a(全12曲)● グリンカ:ノクターン『別れ』● キュイ:アルジャントーにて Op.40〜『セレナード』● バラキレフ:ノクターン第3番● グリンカ/バラキレフ編:ひばり● ムソルグスキー/チェルノフ編:禿山の一夜 ドミトリー・マスレエフ(ピアノ) 録音時期:2022年6月17,18日、2023年6月28,29日 録音場所:ロシア、モスフィルム・スタジオ1 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ディジパック仕様Powered by HMV