ボエルマン、サン=サーンス、フォーレ、ラロ!名手マルク・コッペイが故郷ストラスブールで奏でる19世紀後半のフランスを代表するチェロとオーケストラのための作品集!丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のフランスのチェリスト、マルク・コッペイ。近年は独「audite」レーベルから積極的なリリースが続いております。 当アルバムは19世紀後半のフランス人作曲家に焦点を当てたチェロとオーケストラのための作品集で、コッペイの故郷ストラスブールのオーケストラ、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はジョン・ネルソンとの共演です!「幼少のころからサル・エラスム(エラスムス・ホール)でストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いて育った私にとって、このレパートリーを当団と一緒に弾けることはこの上ない喜びです」と語るコッペイ。オルガニスト、作曲家のレオン・ボエルマン[1862-1897]のチェロと管弦楽のための交響的変奏曲にはじまり、フランスのチェロ協奏曲の最重要レパートリー、サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番、フォーレの名曲『悲歌』、スペイン情緒も魅力のラロのチェロ協奏曲、そしてサン=サーンスの『白鳥』という充実のプログラム。コッペイは大切に育んできたこれらの作品に思いを込め雄弁に演奏しております。なお当団のコンサートマスターは本田早美花です。本田は2016年より当団のコンサートマスターをつとめる傍らソリストとしても活躍。さまざまな「思い出」を美しく謳い上げたアルバム『Souvenirs〜スーヴェニール』がレコード芸術特選盤となるなど今注目のヴァイオリニストです。 コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギルバート、佐渡 裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。(輸入元情報)【収録情報】● ボエルマン:交響的変奏曲 Op.23〜チェロと管弦楽のための● サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33● フォーレ:悲歌 Op.24● ラロ:チェロ協奏曲ニ短調● サン=サーンス:白鳥 マルク・コッペイ(チェロ) ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 本田早美花(コンサートマスター) ジョン・ネルソン(指揮) 録音時期:2021年4月20-23日 録音場所:ストラスブール、パレ・ド・ラ・ミュジク・エ・デ・コングレ、サル・エラスム 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ ディジパック仕様Powered by HMV