小説、ルポルタージュ、映画、漫画、武道、スポーツなどーー多くの世界と往来を重ねて豊かになる文化社会学。貧困街のルポから探偵小説まで、『闇の奥』から『宮本武蔵』『YAWARA!』まで、多彩な賑わいの界隈を遊歩しながら、文化の風景と人々の姿を活写する。 本書で取り上げられる作品の一部(タイトル索引より)赤胴鈴之助/「いき」の構造/嘔吐/オレアナ/空手バカ一代/孤独な群衆/シスター・キャリー/柔道一直線/姿三四郎/生成の社会学をめざして/ドン・キホーテ/ドン・キホーテと現実の問題/ノストローモ/恥の文化再考/ハラスのいた日々/二人の哲学者/プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/ペットロス/ホーボー/ホモ・ルーデンス/宮本武蔵/無法松の一生/闇の奥/YAWARA!/有閑階級の理論