古楽アンサンブル「ノットゥルナ」によるヤニチェ室内ソナタ集第2集「ノットゥルナ」は管楽器作品のために作曲された作品を演奏する古楽アンサンブル。アンサンブルのメンバーは18〜19世紀の作品のスペシャリスト達が集結し、オーボエ奏者のクリストファー・パラメータを中心に、新しいレパートリーを開拓しています。特にベルリンで活躍した作曲家ヨハン・ゴットリープ・ヤニチェの作品に熱心に取り組んでおり、全3巻の録音が予定されております。 ヤニチェはシュヴァイトニツ(=シレジアは、現在のポーランド南西部からチェコ北東部の地域)生まれ。1736年に皇太子フリードリヒ(後のフリードリヒ大王)の私設楽団の一員となり、その後ラインスベルクに移り有名な「金曜アカデミー」を開始。1740年にフリードリヒ即位に際して再結成された楽団のコントラヴァイオリン奏者として活躍し、ベルリンで生涯を送りました。ヤニチェの作品は華やかで優美なギャラント様式で書かれており、当時のフランクフルト、ベルリンでは人気が高く、多くの作曲依頼を受けていました。(キングインターナショナル)【収録情報】ヤニチュ:・室内ソナタ ハ短調Op.3-4・室内ソナタ イ長調Op.3-3・室内ソナタ ハ短調Op.1-1・教会ソナタ ト長調Op.7-4・教会ソナタ イ短調Op.7-6 ノットゥルナ クリストファー・パラメータ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、指揮) ワシントン・マクレイン(オーボエ、オーボエ・ダモーレ) ミカ・パターマン(フラウト・トラヴェルソ) エレーヌ・プラウフ(ヴァイオリン)、スコット・ウールウィーヴァ(ヴィオラ) カレン・カデラヴェク(チェロ)、エリン・エリアール(チェンバロ) 録音:2010年5月、ケベックPowered by HMV