ガガガ、ゴゴゴ、ギシギシ、ガタン!ある日。ラビッシュ島で聞いたことのない音がしました。なにかが、つぶれるような、こわれるような、おれるような大きな音です。それは、海のこびとたちのなやみの種、ボトル山がくずれおちる音でした。ボトル山にいたふたりのこびと、スプーン船長とホウキさんは、ペットボトルと一緒に海におし流されてしまいます。さあ、たいへん。助けてくれたのは、こびとたちが「あしなが」とよぶ人間の子どもでした。一方、ラビッシュ島では、いなくなった二人のこびとを助けるため、みんなが知恵をしぼっています。人間とこびとたちは助け合うことができるのでしょうか。