謎の大作曲家ピエール・コランの静かでひなびた世界ピエール・コランはフランスの作曲家でオルガニスト。ジョスカン・デ・プレに続く世代を代表する作曲家ながら、「ルネサンスの忘れられた宝」と称されるほど生涯がよくわかっていません。彼はほぼ生涯をブルゴーニュのオータンで送ったとされますが、彼のミサ曲はイタリアのボローニャやトレヴィーゾの大聖堂に写譜が残されている点から、各地で演奏されていたことを示すとされています。 人間像が不明なコランについて、シモン・ギャロ率いるラ・ノート・ブレーヴはいくつかの作品を研究、演奏することで光を当てようとしています。ラ・ノート・ブレーヴは日本人のポジティフ・オルガンと声楽5人から成る古楽団体。南仏ドローム地方ジゴール・エ・ロズロンの中世風教会で静かなひなびた歌唱を聴かせてくれます。後のセヴラックやカントルーブにつながる精神世界を感じさせます。(輸入元情報)【収録情報】コラン:● ミサ・エスタンス・アッシス● 第7旋法によるマニフィカト● モテット『真の殉教者ここに眠る』● モテット『エルサレムを照らすため立ち上がれ』● モテット『使徒なる民と神のしもべ』● モテット『われらが過ぎ越しのハレルヤ』● モテット『納得すれば目は口ほどに物を言う』● ミサ・アヴェ・グロリオーサ ラ・ノート・ブレーヴ シモン・ギャロ(指揮) 録音時期:2021年 録音場所:ドローム、ジゴール・エ・ロズロンの教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV