ついに完結。サラステのブラームス交響曲チクルス!交響曲第1番&第3番、第2番に続く、サラステ&ケルンWDR響によるブラームス交響曲の完結篇。今回は第4番と2つの序曲。サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の3曲も2017年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。 交響曲第4番はブラームス晩年の作風を示す渋く深い瞑想性にあふれていますが、サラステはやや速めのテンポと威圧感のなさで、シベリウスを思わせる透明感を紡ぎ出しています。『大学祝典序曲』も『悲劇的序曲』も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいますが、やはり北欧の物語を聞いているような描写性を感じます。ついに完結したサラステのブラームス交響曲全集、円熟ぶりと新鮮さでユニークな決定盤が登場したと申せましょう。(輸入元情報)【収録情報】ブラームス:● 交響曲第4番ホ短調 Op.98● 大学祝典序曲 Op.80● 悲劇的序曲 Op.81 ケルンWDR交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮) 録音時期:2017年7月11-15日 録音場所:ケルン、フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)Powered by HMV