巨匠へと向かうサラステの真骨頂。正攻法ながら重くないブラームス交響曲第1番、第3番に続く、サラステ&ケルンWDR響による待望のブラームス第2弾。今回は第2番とハイドンの主題による変奏曲。サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の2曲は今年2017年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。 基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなっています。ハイドンの主題による変奏曲も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。(輸入元情報)【収録情報】ブラームス:● 交響曲第2番ニ長調 Op.73● ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a ケルンWDR響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮) 録音時期:2017年7月11-15日 録音場所:ケルン、フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)Powered by HMV