■ 63歳でアルバム・デビュー?!2016年アルバム『AGE DON'T MEAN A THING』で世のブルース/ソウル・ファンの話題をかっさらった、還暦過ぎのブルース・シンガー・ソングライター/ギタリスト、Robert Finley (ロバート・フィンリー)。その彼が、ブラック・キーズのダン・オーバックとタッグを組み、魂のセカンド・アルバムを完成させた!! ■ ダン・オーバックがノンサッチ・レコーズの傘下に創設した自身の新レーベル”EASY EYE SOUND”の第1号アーティストとなる、ロバート・フィンリーはルイジアナ出身。11歳の頃にギターをした彼は、その後17歳の時に入隊。ドイツにヘリコプター技術士として送られるも、ギタリストとバンドリーダーを探していた軍のバンドに参加、除隊するまでバンドの一員としてヨーロッパ中を回っていたという。その後、大工の仕事などをしながら、パートタイムのストリート・パフォーマーやゴスペル・グループで活動していたが、2015年、ブルース・ミュージシャンの支援をするNPO、MUSIC MAKERの目に留まり、フルタイムのミュージシャンとしてのカムバックを果たした。 ■ その彼のストリート・パフォーマンス・ビデオを目にしたのが、ブラック・キーズのダン・オーバック。すぐさま彼の溢れ出る才能に気付いたダンは、彼と契約し、自身のスタジオのハウス・バンド、EASY EYE SOUND HOUSE BANDとともにソングライティングとレコーディング・セッションを行ったのだった。「彼は今まであった中で最もダイナミックな人間の1人だよ。実際に彼の声を聴いたとき、ノックアウトされるかと思ったよ」そうダン・オーバックはロバートについて語る。 ■ 本作『GOIN' PLATINUM』には、ロバート本人、そしてダン・オーバックとの共作、さらにジョン・プライン、ニック・ロウ、パット・マクラフリンといった錚々たるソングライターたちによる作品が10曲収録されている。「俺は早い段階でロバートが、古いブルース・ソングだけに留まらない可能性を持っていると感じた。彼はブルース・ギタリストだけど、ギターを置いた彼をオーケストラの前に立たせれば、ファースト・テイクでまるでレイ・チャールズみたいに素晴らしく歌うんだよ。彼の声には人を惹きつける巨大さがあって、彼も、どこでそれをとっておくべきか分かっているんだ」 ■ また、ロバート自身も、ダン・オーバックを始めとするソングライターやミュージシャンたちと一緒にアルバムを作り上げたことに対してこう語っている:「彼等は、彼らの時代で伝説的存在になっている。こんな素晴らしい連中と一緒に仕事ができて、またチームの一員になれたことに感謝している。俺たちは、ソウルとロックンロールをちょいっとひっかけて、最高にアツいアルバムを作ったのさ」 ■ 現在アルバムからは、「Medicine Woman」のミュージック・ビデオが公開中!“ロバート・フィンリーのダン・オーバックとの作品は、ブラック・キーズの十八番グルーヴに堂々としたブルース・ヴォーカルが並びたっているようだ”とBillboardも評し、さらに「才能は年齢と共に進化するという最高のお手本だ」と絶賛している。 ■ 「年齢はただの数字」とここ日本でも某女優が言っていたように、ロバート・フィンリーの63歳もまた“ただの記号”かもしれない。しかし、その年の数だけ、彼のミュージシャン人生には深い年輪が刻まれ、その才能は大樹のように太く緑濃く茂っている。ドクター・ジョンのグラミー受賞作『LOCK DOWN』を手掛けたダン・オーバックという凄腕庭師の手を借り、ロバート・フィンリーはその大樹に見事な花を咲かせ、プラチナ・ディスクを目指すのだ!(メーカー・インフォメーションより)Powered by HMV