第一王女カナニーアは幼い頃から可憐な妹と比べられて生きてきた。そんなある日、大国ローゼンから『国王の妃候補を求める』という通達が送られてくる。モロデイ国は新たな繋がりを得る機会だと、候補に美しい妹を選び、妹もまたその決定を喜んだ。しかし、出発直前、妹は行くことを拒否。しかも、カナニーアの婚約者は「あなたが行けばいいのに」と冷たい視線を向けてくる。そうして、話し合いの末、カナニーアが妹の身代わりとして妃の選考会に参加することに。「誰かの一番になれる日が来るのかしら……」と諦観する彼女だったが、待っていたのは明るい未来でーー!? 幸薄王女の大逆転サクセスストーリー、開幕!