★ 皆中を目指す!★ 実力を伸ばす!★ 好成績を残す! 道具の手入れから、行射のポイント・射癖の改善、必要な筋肉の鍛え方まで「大会で勝つ」ためのポイントをDVDで徹底的にご紹介します。◆◇◆ はじめに ◆◇◆弓道は現在も老若男女問わず幅広い世代で愛好されています。その中でも高校生で弓道部に所属して公益法人全日本弓道連盟に会員登録している人数は、13万人のうち約半数となっています。高校生や大学生の弓道は的中結果での競技が中心ですので、本来の求めるべき弓道の目的とは些か異なります。しかし、弓道がスポーツである以上、「勝ち・負け」があることは避けて通れません。決して的中主義というわけではなく、正しい行射でより高い的中を継続することが、競技としての弓道には求められます。同じ練習量であるならば、上達へのポイントやコツ、幅広い指導方法を知っておくことは、部活動などの限られた時間でのレベルアップには不可欠だと思います。限られた時間でも密度の高い練習を行えば、強いチームを作り日本一になることは可能です。法政大学弓道部の監督としての7年間では、自ら指導していた学生たちに指導の経験をさせてもらい、他大学の優秀な指導者や学生たちには多くを学ばせてもらいました。さらに高校生の選手や指導者である先生方からも、たくさんの有意義な指導方法を学びました。また監督在任中に筑波大学大学院においては、世界的に著名な教授陣から運動学(解剖学)、コーチング学を研究することができ、弓道の世界での「教えや決まり事」だけでなく、弓道には発展的に解明すべき課題がたくさん存在することを感じました。この本が少しでも上手くなりたい、的中を向上させたいと頑張っている人や日夜指導をされている方々のお役に立つことができましたら光栄です。法政大学体育会弓道部 元監督加瀬 洋光◆◇◆ この本の使い方 ◆◇◆この本では、弓道が上達するためのコツを50紹介しています。弓道に取り組む姿勢から道具について、行射の身につけ方、射癖の改善方法、集中力の高め方やリラックス法など、技術面から精神的な側面まで幅広く解説しています。練習方法の仕方とともに、大会に向けての挑み方も記載しているので、実戦的に弓道をマスターする内容になっています。コツの順番通りに読み進めるか、自分が特に知りたいと思うところから読みはじめるか、自分のレベルや興味に合わせて読んでいくことができます。