著者:本書は、大好評の「看護学部小論文入試問題解答文例解説集第3集(エール出版社・2023年7月発行)」の著者である。著者は推薦入試が始まった頃から小論文指導を行い、合格を勝ち取り、将来を拓く受験生の姿を見てきた。その経験から本書となったのです。概要:重要なのは、プロセスの書き方と医療の真髄に迫る表現である。受験の小論文は学術論文ではなく、プロセスが明確なら合格できる。従って、受験生の求めるものは解答文例の書き方を種明かし、真髄に迫る解説書なのだ。最新問題で時代即応力、複数問題で確かな実力を養成することができるのが本書である。目次:小論文の出題形式のうち、複数のパターンが学べる。まず、国公立の横浜市立大学の短文テーマ型の6題では、質問は何か、補足されているものは何かを整理することで、小論文の分析の視点(論点)、書く手順(文章展開)が見えてくることが分かる。次に、東海大学の課題文+写真付き8題では、課題文から考え方のヒントを読み取りどの問題の写真からも人間や社会に対する捉え方を通して、将来の医師としての資質があるぞという発想での書き方を学ぶ。更に、北里大学の課題文型小論文4題では、医学・医療に関する評論と科学論という医学部小論文の典型的な問題で医療に関する考え方を養成できる。最後に、国際医療福祉大学のテーマ型小論文6題では、すべて最新の時事テーマなので、時事問題の知識が整理できる。更に、医学部小論文の時事テーマ型にも応用できる。留意点:分かり易く丁寧な表現で小論文の要点である定義付け(問題や言葉の内容説明)・現状の問題点・マイナス面への対策・意見を心掛けた。その中で医療人の発想としての留意した表現を用いている。私の解答文例を何度か読めば、必ずや自分の表現として考え方を身に付けることができる。確かな医師の考え方:現代は、小論文・面接で医師の適性が試されます。その点、本書は確かな医師(受験生)の考え方が解答文例に書かれている。医師の精神は公共性・公共心・正義の心であり、これが医学部小論文の発想の秘訣です。その心があることを小論文の解答で証明するのです。 著者より