ラトル&ベルリン・フィル/『くるみ割り人形』全曲DISCOVERY EDITION「この音楽に心を奪われた私たちは、リハーサルをし、演奏を行い、そしてこれこそ魔法だと感じたのです。」サイモン・ラトル【音楽ファンに人気のバレエ音楽】チャイコフスキーの三大バレエの中で、音楽ファンに最も人気の高いのが『くるみ割り人形』。ドイツ後期ロマン派幻想文学の奇才、E.T.A.ホフマンの童話を題材にしたこのバレエ音楽は、原作ファンタジーの持ち味をダイレクトに伝える、チャイコフスキーとしても最大級のインスピレーションに溢れた傑作で、そのことは組曲版の演奏頻度の高さでも明らかです。 しかし、全曲版には組曲版では聴けない魅力的な音楽も数多く含まれており、特にドラマの再現性に秀でた指揮者の解釈で聴くと感銘深い仕上がりとなることが多いようです。【ラトルとベルリン・フィルによる万全の演奏】ラトルといえばまず鋭敏なリズム感覚と、各楽器を表情豊かに響かせるオーケストラ・コントロールの達人ぶりが有名ですが、『くるみ割り人形』では、そうした性格が有効に機能するため、ベルリン・フィルの高度な技術によって『くるみ割り人形』が細部にいたるまでファンタジーゆたかな見事な演奏に仕上がっています。【収録情報】チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』ハイライト ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)【『くるみ割り人形』ストーリー】ドイツのある小さな街のクリスマス・イヴのお話。シュタルバウム家ではお客を招いてクリスマスパーティを開きました。その途中、クララの弟の名付け親のドロッセルマイヤーが訪れます。そこでクララは、ドロッセルマイヤーの持っていたへんてこなくるみ割り人形に心をひかれます・・・。そのうちクララは深い眠りにつきました・・・。その時、居間の周りが急に大きくなり、ねずみが走り回っています!そして、くるみ割り人形を奪おうとしています!フリッツのブリキの兵隊にまで戦いを挑んできます。ねずみの王様が勝とうとしたとき、クララは王様にスリッパを投げつけたのです!!ねずみたちは消え去り、そこにはくるみ割り人形の変わりにかっこいい王子様が立っています・・・。クララは驚き、喜びました。そして、王子はクララを雪の国へと案内します。美しい雪の精を見てクララは大喜びです!そして、お菓子の国へとやってきました。そこで、クララと王子は歓迎されました。スペインの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、芦笛の踊り、トレパーク、ギゴーニュおばさんとキャンディボンボン、花のワルツ・・・たくさんの踊りが披露されます。そしてフィナーレは金平糖の精の踊りです・・・。それが終わるとクララはオトナたちが見守る中夢から目覚めるのです・・・。Powered by HMV