ヘルツォーゲンベルク:ヴァイオリン協奏曲、交響曲『オデュッセウス』ブラームスの友人として知られる作曲家ヘルツォーゲンベルク[1843-1900]ですが、最近ようやく彼の作品が音楽ファンの間に浸透して来たようです。とはいえ、どちらかというと室内楽作品ばかりに光が当てられていましたが、このヴァイオリン協奏曲と交響曲という規模の大きなものは、交響曲集(777122)と並んで、この作曲家の知られざる一面を発掘するのに大きく役立つはずです。 交響曲『オデュッセウス』はブラームスと親交を深める以前の作品で、リストやワーグナーの影響を強く受けた堂々たる作品です。かたや、ヴァイオリン協奏曲は1889年の作品で、イタリア地中海の明るさを帯びた美しいメロディに彩られています。(ナクソス)【収録情報】ヘルツォーゲンベルク:・ヴァイオリン協奏曲イ長調 WoO4・大管弦楽のための交響曲『オデュッセウス』Op.16 ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン) ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 フランク・ベールマン(指揮) 録音時期:2007年 録音方式:デジタルPowered by HMV