ヘレヴェッヘによる不朽の名演。1893年稿のフォーレ:レクィエム発売当初から、その編成と、なにより演奏の美しさで大きな話題となった名盤。当時グラモフォン誌が「将来、レクィエムを演奏するすべての人が参照する必要がある、重要な録音である」と予言した1枚です。 フォーレのレクィエムは、1888年から1900年の間に3つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888年に実際の儀式で演奏されたもので、入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5曲構成/ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、オルガンという構成。2つ目となる「1893年稿」は、1888年版の楽曲に「リベラ・メ」と「奉献唱」が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります。そして3つ目が、1900年に演奏された現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿。 このヘレヴェッヘの録音は1893年稿で、1988年の録音。清澄無垢さが際立っており、純化された世界が広がります。(輸入元情報)【収録情報】1. フォーレ:レクィエム(1893年室内楽稿)2. フォーレ&メサジェ共作:小ミサ曲(ヴィエルヴィユの漁師のミサ/1882年オリジナル・オーケストラ版) アニェス・メロン(ソプラノ) ペーター・コーイ(バリトン) シャペル・ロワイヤル サン=ルイ少年合唱隊 アンサンブル・ミュジーク・オブリク フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮) 録音時期:1988年9月 録音場所:パリ、IRCAM 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV