グザヴィエ・フィリップスとセドリック・ティベルギアンふたりのフランスの名手によるフォーレに対する熱い思いが迸る1枚セドリック・ティベルギアンとグザヴィエ・フィリップス、活躍するふたりによるフォーレ作品集というぜいたくな1枚の登場。2人の出会いは、お互いの子供が同じ学校に通っていたこところからといいます。フィリップスがひとりの作曲家にしぼったディスクを作ろうと考えていた時にティベルギアンとフォーレについて話すことがあり、フォーレに決まったといいます。チェロの世界以外ではそこまで有名とはいえないかもしれない2つのソナタを中心に、フォーレ作品の深海にまでもぐりこんだような1枚となっています。 フィリップスは幼いころから身近にフォーレの音楽がありました。ティベルギアンは11歳の時に初めて弾いたフォーレの『舟歌』第4番を鮮明に覚えていて、さらに新型コロナ・ウィルス感染拡大中の頃は、ベートーヴェンのディアベリ変奏曲とフォーレの夜想曲集をいつも弾いていたそうで、フォーレは重要な存在といいます。スケールが大きく息の長い旋律とたたみかけるようなリズムがおりなすフォーレの世界を、フィリップスとティベルギアンはやわらかくも熱い集中で手中に収めています。聴きごたえ満点のフォーレ作品集です。(輸入元情報)【収録情報】フォーレ:● チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109 [18:57]● エレジー ハ短調 Op.24 [6:48]● セレナード Op.98 [3:03]● シシリエンヌ Op.78 [3:31]● 子守歌 Op.16 [3:29]● ロマンス Op.69 [3:30]● 蝶々 Op.77 [2:46]● チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117 [16:47]● 夢のあとに Op.7-1(パブロ・カザルス編)[2:58] グザヴィエ・フィリップス(チェロ) セドリック・ティベルギアン(ピアノ) 録音時期:2023年1月2-4日 録音場所:メス音楽都市(シテ・ミュジカル=メス) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) 日本語帯・解説付きPowered by HMV