冗談音楽の傑作「ミニマックス」を最高の演奏で1923 ラジオの100年 / ヒンデミット、ヤナーチェク、シュルホフ、ベルク、コープランドシューマン四重奏団メインのヒンデミット「ミニマックス」は、作曲者が当時関わっていたドナウエッシンゲン音楽祭での、友人たちとのお楽しみ用として1923年に「弦楽四重奏の為の軍楽隊レパートリー」と添え書きされて発表されたもの。ヒンデミット自身が陸軍軍楽隊に居た経験を生かし、下手なバンドマンの真似まで盛り込まれた作風が実に面白く、行進曲でありながら、時おり狂うリズムによって、正常な行進もままならない場面の描写など、実際の軍楽隊にリアル(?)に迫るあたりまさに絶妙。言葉遊びの結果生まれたイキな標題(消火器の会社名や音楽祭のパトロンの名前などのかけことば)ともども、ヒンデミットの意外な側面を教えてくれるユニークな作品です。 アルバム・タイトルの「1923 ラジオの100年」には、ドイツで初めてラジオ放送が開始されてから100年を迎えたことを記念する意味合いがありますが、特に放送に関わった作品を取り上げているわけではなく、1923年という年に関係のある作品が選ばれています。 ヒンデミット、ヤナーチェク、シュルホフ、コープランドとボーナストラックの「チャールストン」はすべて1923年の作品で、ベルクの弦楽四重奏曲のみ1910年の作品ですが1923年に初めて成功したということでここに選ばれています。▶ Berlin Classics 検索 トラックリスト (収録作品と演奏者)◆ ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」[17:39]1. I. アダージョ・コン・モート 04:082. II. コン・モート 04:213. III. コン・モート 04:054. IV. コン・モート 04:555. ◆ コープランド:弦楽四重奏のための楽章 06:08◆ ヒンデミット:「ミニマックス」[22:49]6. I. 「陸軍行進曲第606番」:トリオ 03:227. II. 「防水業者と鳥の飼育者」序曲:マエストーソ〜アレグロ/プレスト 04:578. III. 「ドナウ源流の夕べ〜2本の離れたトランペットのための間奏曲」 03:349. IV. 「岸辺のタンポポ〜演奏家用ワルツ1.—2.—3」 05:1910. V. 「2羽のおかしな小鳥〜性格的小品、2本のピッコロ・フルートのためのソロ」:トリオ 03:0911. VI. 「古いカツレツ(タイケ:旧友のもじり)〜行進曲」:トリオ 02:28◆ アルバン・ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3[20:30]12. I. Langsam 09:4713. II. Mäßige Viertel 10:43◆ シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品[14:06]14. I. ウィーンのワルツ(アレグロ) 01:4915. II. セレナータ風(アレグレット・コン・モート) 03:1416. III. アラ・チェカ(モルト・アレグロ) 01:3117. IV. タンゴ・ミロンガ(アンダンテ) 05:0718. V. アラ・タランテラ(プレスティッシモ・コン・フオーコ) 02:2519. ◆ ジェイムズ・P・ジョンソン:「チャールストン」(ケネス・アベリング編) 02:47 シューマン四重奏団 Track list100 Years of Radio Artist Schumann QuartettLeos Janácek: Stringquartet No. 1 ("Kreutzersonate")1. I. Adagio Con Moto 04:082. II. Con Moto 04:213. III. Con Moto 04:054. IV. Con Moto 04:555. Aalon Copland: "Movement" for Steingquartet 06:08Paul Hindemith: Minimax6. I. Armeemarsch 606 ("Der Hohefürstenberger"): Trio 03:227. II. Overtüre Zu "Wasserdichter Und Vogelbauer": Maestoso — Allegro/Presto 04:578. III. Ein Abend an Der Donauquelle: Intermezzo Für Zwei Entfernte Trompeten 03:349. IV. Löwenzähnchen an Baches Rand Konzertwalzer: 1.—2.—3. 05:1910. V. Die Beiden Lustigen MPowered by HMV