手兵プラハ放送交響楽団を率いて渾身の弦セレチェコの三大オーケストラの一つとして高い評価を得ているプラハ放送交響楽団。その首席指揮者ヴァーレクとの関係は20年以上、彼らの音楽活動はチェコ音楽界において極めて重要な地位を占めています。ヴァーレクは音楽の実直さと力強さ、チェコの指揮者で最も正攻法なスタイルをとる指揮者の一人です。 まず、冒頭の重厚な旋律が有名な「弦楽セレナード」。チャイコフスキー独特のメランコリーな面がふんだんに取り入れられた作品です。ヴァーレクの芯の強い音の響きは特筆すべきものがあり、作品の情熱を余すところなく表現しています。また「イタリア奇想曲」は管楽器の華やかな響きが魅力的な曲。プラハ放送響の引き締まったキレの良い演奏が際立っています。 「ラジオ・サービス」レーベルは、チェコ国営放送が運営するレーベル。歴史的録音から最新録音まで多岐にわたる音源を扱っています。・チャイコフスキー:弦楽セレナード 作品48 ハ長調・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』・チャイコフスキー:イタリア奇想曲* プラハ放送交響楽団 ウラディミール・ヴァーレク(指揮)録音:2006年1月/*2002年8月、プラハ放送第1スタジオPowered by HMV